2025年1月に最新アルバム『The Human Fear』をリリースしたFranz Ferdinand(フランツ・フェルディナンド)が、
ついに 2025年12月、日本での来日ツアーを開催します!
「Take Me Out」で世界的なブレイクを果たした彼らですが、ライブでこそ真価を発揮するバンドとしても知られています。
この記事では、そんなFranz Ferdinandの魅力を初心者にもわかりやすく紹介していきます!

Franz Ferdinandとは?
Franz Ferdinandは、2002年にスコットランド・グラスゴーで結成されたロックバンドです。
彼らの音楽性は一言でいえば、「踊れるロック」。
- ポストパンク
- インディーロック
- ダンスロック
- アートロック
といったジャンルを横断しながら、鋭いギターリフとダンサブルなビートを武器に世界中のファンを魅了してきました。
代表曲「Take Me Out」は、イントロからのブレイクが印象的で、今もなおクラブやライブハウスで盛り上がる名曲。
近年も進化を続け、2025年の『The Human Fear』ではよりコンセプチュアルで成熟したサウンドを披露しています。
メンバー
現在のメンバー
アレックス・カプラノス(ボーカル・ギター)
バンドの顔。作曲・作詞を担当。ステージングのうまさは一級品。
ボブ・ハーディ(ベース)
オリジナルメンバーの一人。縁の下の力持ち。
ジュリアン・コリー(キーボード・ギター)
2017年加入。新加入ながらもサウンドの幅を大きく広げている。
ディーノ・バルドー(ギター)
2017年加入。ロック寄りの骨太なギターで存在感あり。
オードリー・テート(ドラム)
2021年に加わったドラマー。グルーヴのキレが光る。
過去に在籍したメンバー
ニック・マッカーシー(元ギター・キーボード)
バンドの顔とも言えるギターカッティングとコーラスで2000年代の成功を支えたが、2016年に脱退。
ポール・トムソン(元ドラム)
2021年に脱退。パワフルかつダンサブルな演奏で長年リズムを支えた名プレイヤー。
ライブで演奏されるかも?おすすめ曲!
来日ライブでも演奏されるかも・・・?なおすすめ曲をご紹介!
This Fire
小気味良いギターカッティングから始まり、無意識に乗ってしまうビート、サビでの合唱はライブで大盛り上がり。
デビュー当初から常にライブ演奏されており、ライブでは一番盛り上がるといっても過言ではない人気曲の一つです。
また、Netflixにて独占配信中のアニメ「サイバーパンク: エッジランナーズ」のOPにも採用されています。

Do You Want To
よりダンサブルなサウンドに進化した2ndアルバム「You Could Have It So Much Better」に収録。
踊れるロックを体現したかのようなメロディとリズムが印象的な人気曲です。
もちろん、現在のライブでも演奏されているため、今回のライブでも大合唱間違いなし。

Outsiders
2ndアルバムより。こちらは明るい踊れるロックというより、少しダーティな踊れるロックといった曲調で、ミニマルなギターリフとリズムが特徴です。
以前のライブではメンバー全員でドラムを乱打するパフォーマンスが行われており、2006年にフジロックで演奏した際は、日本のアーティストを巻き込んだダイナミックな演出も話題になりました。

No You Girls
3rdアルバム『Tonight』より。パーティーの夜とその翌朝の影響をテーマにしたコンセプトアルバムとなっており、前作までのポストパンクサウンドから一転し、ダンスパンク、ニューウェーブ、エレクトロポップなど、よりダンス志向のサウンドへと進化しています。
そのほかに、アルバムのオープニングを飾り、夜の冒険の始まりを表現した「Ulysses」やアナログシンセサウンドを取り入れた「Can’t Stop Feeling」など、少し大人なダンスロックを感じられるアルバムです。

Love Illumination
2013年に発表されたアルバム、「Right Thoughts, Right Words, Right Action」より。
初期のポストパンクやディスコロックの要素を取り入れつつ、よりポジティブでアップビートなサウンドになっています。
疾走感のあるロックサウンドの「Bullet」や、美しいギターリフトメロディの「Stand on the Horizon」など、Franz Ferdinandの完成形といっても過言ではないアルバムとなっています。

Lazy Boy
アルバム『Always Ascending』より。新メンバーのジュリアン・コリーが参加した初のアルバムであり、オリジナルメンバーのドラムス:ポール・トムソンが参加した最後の作品でもあります。
より洗練されたシンセサウンド、重厚な低音が新たなFranz Ferdinandを感じさせつつ、従来のポップさは健在。よりダンサブルでエレクトロ・ロックなサウンドが印象的なアルバムです。

Hooked
最新作『The Human Fear』より、人間の深層心理にある「恐れ」をテーマがテーマの本作は、直近のエレクトロサウンドを踏襲しつつ、デビュー当初を彷彿とさせるポジティブな楽曲『Doctor』、Franz Ferdinandらしいメロディが炸裂する『Night Or Day』など、Franz Ferdinandらしさが詰まったアルバムとなっております。

まとめ
Franz Ferdinandは、2000年代のポストパンク・リバイバルを象徴する存在でありながら、
今なお進化し続ける“踊れるロックバンド”です。
2025年12月の来日ライブは、そんな彼らの新旧の魅力を体感できる絶好のチャンス。
この記事をきっかけに、「あ、この曲知ってる!」という1曲からでも、ぜひ彼らの世界に触れてみてください。
ライブ前の予習にも、アルバム選びにも、少しでも参考になればうれしいです!
